【速報】ごちゃごちゃしていた制限の要点を「シンプルに」まとめました
これまでの実戦経験と最新情報を整理し、Antigravity の制限の仕組みを「要点のみ」シンプルに解説する新記事を公開しました。
※2026年3月1日更新。制限については将来変わる可能性がありますので、分かり次第更新する予定です。
Google Antigravity のクオータ上限と段階的制限(Google ONE AI Pro/Ultra)【2026年最新版】
📝 記事について(2026年3月1日追記): 最新の調査により、Antigravity の制限は単一の周期ではなく、「5時間のセッション枠」と「週単位の累積計算量(Compute Quota)」の二階建て構造であることが判明しました。数日間の制限は「週次上限」に達した際に発生する正規の挙動です。詳細は新記事 brief039 で解説しています。
Google ONE AI Pro/Ultra の特典で Antigravity の AI 利用制限は緩和されますが、上限がなくなったわけではありません。Gemini と Claude ではリセット周期に決定的な違いがあり、さらに Flash(5時間) と Pro(数日) でも「格差」が存在します。本記事では最新の Gemini 3.1 Pro / Claude 4.6 対応版として、限界突破時の挙動や、公式機能・拡張機能での確認方法をまとめます。
Core Insights
- 二階建ての制限構造: 5時間のリセットは「短期間の枠」であり、その上位に週単位の累積計算量(Compute Quota)が存在します。
- 「数日リセット」の正体: 重いモデル(Pro/Opus)で大きなタスクをこなすと週次上限に達し、次の週の区切りまでリセットが延長されます。
- モデル間の独立性: Gemini Flash(5時間) と Pro(週次) は別枠のため、一方が制限されても片方でしのぐことが可能です。
Google ONE AI Pro/Ultra と Antigravity の最新制限(Gemini 3.1 Pro)
Google の公式ヘルプによると、Google AI Pro メンバーになることで、Antigravity での AI 使用量上限が大きく引き上げられます。現在の主な対象モデルは、新たに中心となった Gemini 3.1 Pro や、高速な Gemini 3 Flash、および Vertex AI Model Garden のサードパーティモデル(Claude 4.6 Opus/Sonnet、gpt-oss-120b など)です。
旧バージョンの Gemini 3.0 Pro は置き換わり、現在はより複雑な要件や科学的推論に強い 3.1 Pro が主体となっています。
ただし、Pro メンバーであっても「完全無制限」ではありません。AIの利用量(コンピュート量)に応じた段階的な制限が課せられます。
「独立型」のGemini と「共通プール型」のClaude
実際の開発現場で Antigravity を使い倒すと、モデルごとにクオータの減り方の「連動性」が全く異なることに気づきます。
- 【独立型】Gemini 3.1 Pro と Flash: Gemini 3.1 Pro の枠と、Gemini 3 Flash の枠は別々に(独立して)カウントされています。もし重い処理で Pro の枠を急激に使い切ってしまっても、Flash は 5時間周期で高速に回復するため、作業を継続できます。
- 【共通プール連動型】Claude Opus / Sonnet: 一方、外部モデルである Claude 系は、アカウント単位の「共通のクレジット枠」から引き落とされる仕組みです。特に Opus (Thinking) は消費が激しく、一気に週次上限へ近づきます。
- 🚨 累積計算量(Compute)の壁: 消費状況が一定を超えると、リセット期間が自動的に数日〜1週間へと引き延ばされます。これは不具合ではなく、全体の計算資源を調整するための仕様です(詳細は brief039 参照)。
高度なモデル(Thinking 系)は特に注意
Claude Opus 4.6 (Thinking) や Gemini 3.1 Pro (High) をはじめ、思考プロセスを伴う高負荷なモデルはトークン消費が非常に大きいです。単なる1回のチャットではなく、裏側でエージェントが「ファイルを読む・検索する・書き直す・テストする」という自律プロセスを回すため、一瞬でコンピュート量を使い果たします。
制限に達すると、モデル選択時に警告アイコンが出ます。そのモデルを選ぶと「Model quota limit exceeded」と表示され、解除予定日時が表示されます。なお、制限到達後に無理に利用を繰り返した場合のペナルティ等があるかどうかは、公式に明言されておらず現状では不明です。
公式機能での確認方法(Settings - Models)
実は拡張機能を使わずとも、公式の設定画面から主要なモデルの更新タイミングを確認できるようになっています。「Settings」>「Models」を開くと、下の画面のように「Refreshes in 〇 hours 〇 min」といった形で、それぞれのモデル(Gemini 3.1 Pro、Claude 等)が次にリフレッシュされるまでのおおよその残り時間が確認可能です。
使用量(パーセンテージ)を確認できるサードパーティ拡張
公式の画面では「残り時間」は分かりますが、「あと何%残っているか」までは見えません。そこで便利なのが各モデルの使用率%を確認できるサードパーティの VS Code 拡張です。
「Antigravity Quota (AGQ)」(Henrik-3 氏など)は、ステータスバーでモデルごとの使用量・リセット時刻を表示する軽量な拡張です。拡張の検索で「Antigravity Quota」と入れると見つかります。
インストール後(必要に応じて再起動すると)、右下のステータスバーに AGQ マークが表示されます。
ステータスバーでは、残量に応じて 3 段階のアイコンで表示されます。
- 余裕あり(20% 超)
- 要注意(20% 未満)
- 枯渇
正確な残り%はステータスバーには出ません。ステータスバーをクリックして開く詳細メニューで、モデルごとのプログレスバー・パーセンテージ・次回リセットまでの時間を確認できます。
設定不要で Antigravity の認証を自動認識するため、入れるだけで利用可能です。公式ではなく利用は自己責任ですが、クオータを意識して使い分ける際に試してみる価値があります。
注意:筆者は AGQ を利用し始めたばかりのため、表示されるゲージ(使用量%)が実際の残量と一致するかはまだ検証できていません。
確実に信頼できるのは、制限上限に達したモデルの表示とリセット時期の情報です。
制限情報はどこで取得できるか:
- 拡張で確認: Antigravity 用のサードパーティ拡張「Antigravity Quota (AGQ)」を入れると、各モデルの使用率・リセット時刻が表示されます。
- ターミナルで確認: 下記の PowerShell
スクリプト(
get_ag_quota.ps1)を実行すると、同じ情報をコマンドラインで取得できます。Antigravity 起動中に実行してください。
いずれも、Antigravity が起動時に立てるローカル言語サーバーに問い合わせて情報を取得する仕組みです(公式の公開 API ではありません)。
スクリプトで使っているもの: get_ag_quota.ps1 は Windows 専用です。
Get-CimInstance Win32_Process… Windows の WMI(CIM)で「今動いているプロセス一覧」を取得する仕組み。プロセス名やコマンドライン引数(ここから CSRF トークンや port の指定を読み取る)が取れます。Get-NetTCPConnection… 指定したプロセスがどの TCP の port で待ち受けているかを取得する PowerShell のコマンド。言語サーバーが実際に応答する port を特定するために使っています。
いずれも Windows 標準の管理機能で、Win32 API を直接呼ぶことはありません。
スクリプトのダウンロードと実行
制限情報をターミナルで取得する PowerShell スクリプトを用意しました(作者: Midori Photo Art)。
ダウンロード:
実行のしかた:
- PS ファイルをダウンロード … 上記ボタンで
get_ag_quota.ps1を保存(任意のフォルダで OK)。 - そのディレクトリで、次のコマンドを実行 … PowerShell を開き、
cdで保存したフォルダに移動してから、下のコマンドを実行。
実行コマンド(コピーして使ってください):
powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -File get_ag_quota.ps1
※ Antigravity を起動した状態で実行してください。利用は自己責任でお願いします。
実行結果の例:

Artist's Perspective
「高負荷なモデルに気をつけていても、Plane を作って一気に実行するとあっという間に上限に達する。一度目の制限が解除された直後にまた重い処理をかけると、次の制限が伸びる仕様になっていて、なるほどうまくできているな、と。計算量難民、通称クオータ難民です。LLM や動画の計算量・電力が自然環境に影響するという話も聞くので、環境のためにも計算量を抑える意識は持ち続けたい。」
データソース・参考リンク
本記事の参考リンクは公式情報のみ掲載しています。内容の正確性については、必ず元のデータソースをご確認ください。
- 🔗 【Antigravity】クオータ確認スクリプト改良版(当サイト)
- 🔗 SKILLS で情報を蓄え・トークン削減(当サイト)
- 🔗 SKILLS をちょっとした作業で活用(当サイト)
- 🔗 手順を SKILLS 化して配布する(当サイト)
- 🔗 【Antigravity AI】料金プランと使い方(当サイト)
- 🔗 MCP・Stitch・Antigravity・SKILL の流れまとめ(当サイト)
- 🔗 Google One ヘルプ「Google AI Pro の特典を利用する」— Google Antigravity の特典・5時間更新(公式)
- 🔗 Google Antigravity ドキュメント(プラン)(公式)
- 🔗 Antigravity Quota (AGQ) — 拡張機能の公式配布(Open VSX)
- 🔗 Antigravityの他の記事:Browser Subagentはbrief033、Stitch連携はbrief032(GCP)・brief034(APIキーでシンプルに)。拡張機能の制作は前編・後編。