StartPilot 取扱説明書

アプリ概要

StartPilotは、Windowsのスタートアップやアプリ起動管理を支援する多機能デスクトップアプリケーションです。
アプリやファイルのランチャー、グループ管理、履歴管理、クリップボード履歴、ファイル暗号化・復号化、ネットワークツール、コマンドシェルなど、日常の作業効率を高める多彩な機能を搭載しています。
すべての設定や履歴データはローカルPC上にのみ保存され、外部に送信されることはありません。

UIコンポーネント一覧(全27個)

StartPilotには、以下の27個の主要なUIコンポーネントが搭載されています。各コンポーネントは機能ごとにカテゴリ分けされており、役割を簡単に説明します。

1. ランチャー・グループ関連

2. 履歴・ログ関連

3. ファイル操作・セキュリティ関連

4. ネットワーク・システム情報関連

5. UI・レイアウト・設定関連

各コンポーネントの詳細説明

1. ランチャー・グループ関連

LauncherList

LauncherList画面例 LauncherListは、StartPilotのメイン機能である「ランチャー一覧」を表示・管理するコンポーネントです。
登録済みのアプリやファイルがカード形式で一覧表示され、各アイテムの「▶️」ボタンで即座に起動、「🗑️」ボタンで削除ができます。
上部には「アプリ登録」「ドロップゾーン」「最近使ったアプリ」「グループ一括起動」など、関連機能へのショートカットボタンも用意されています。

日常的に使うアプリやファイルを素早く起動したい場合に最適な、StartPilotの中心的な画面です。

AppShortcutSelector

AppShortcutSelector画面例 AppShortcutSelectorは、Windowsのスタートメニューなどに登録されているアプリのショートカット一覧を取得し、表示するコンポーネントです。
一覧から目的のアプリを検索・選択し、「ランチャー登録」ボタンを押すだけで、StartPilotのランチャーに簡単に追加できます。

スタートメニューからアプリを探して登録したい場合に最適な、直感的で便利な登録用画面です。

CustomGroupLauncher

CustomGroupLauncher画面例 CustomGroupLauncherは、アプリやファイルを「グループ」としてまとめて管理し、グループ単位で一括起動できる強力なコンポーネントです。

CustomGroupLauncherは、複数のアプリやファイルをグループ化して効率的に管理・一括起動したい方に最適な機能です。プロジェクトごとや用途ごとにグループを作成し、日々の作業効率を大幅に向上させることができます。

ComponentWindowLauncher

ComponentWindowLauncher画面例 ComponentWindowLauncherは、StartPilotに搭載されている全ての主要コンポーネントをカテゴリごとに一覧表示し、ワンクリックで新しいウインドウとして起動できる「コンポーネントランチャー」です。

ComponentWindowLauncherは、StartPilotの多彩な機能を一元的に管理・呼び出したい場合や、複数の機能を同時に使いたい場合に非常に便利な画面です。
目的の機能をすぐに見つけて起動できるため、作業効率が大幅に向上します。

RunningAppsImporter

RunningAppsImporter画面例 RunningAppsImporterは、現在PC上で起動しているアプリケーションの一覧を自動取得し、ワンクリックでStartPilotのランチャーに登録できる便利なコンポーネントです。

普段よく使うアプリをまとめてランチャーに登録したい場合や、手動でパスを探す手間を省きたい場合に非常に便利な機能です。

2. 履歴・ログ関連

ClipboardHistory

ClipboardHistory画面例1 ClipboardHistory画面例2 ClipboardHistoryは、コピーしたテキストやファイルの履歴を自動で保存・一覧表示し、再利用できるクリップボード履歴管理コンポーネントです。

クリップボードの履歴を活用して作業効率を大幅に向上させたい方に最適な機能です。ON/OFFの切り替えや自動保存、ピン留め・検索・定型文管理など多彩な機能を備えています。

FileEditHistoryList

FileEditHistoryList画面例1 FileEditHistoryList画面例2 FileEditHistoryListは、指定したフォルダやファイルの編集・追加・削除履歴を自動で監視・記録し、タイムラインやテーブルで可視化できる高度な機能です。

FileEditHistoryListは、プロジェクトやドキュメントの変更履歴を自動で記録・可視化したい方に最適な機能です。
システム領域や不要な範囲を監視対象に含めないよう注意し、必要最小限の範囲でご利用ください。
Windowsの標準監視機能をバイパスしつつ、独自に効率的な監視・記録・可視化を実現しています。

FileHashHistoryList

FileHashHistoryList画面例 FileHashHistoryListは、ファイルのハッシュ値(SHA-256やSHA-384など)を計算・保存し、後から再計算して「改ざん」や「変更」がないかを簡単にチェックできるコンポーネントです。

FileHashHistoryListは、重要なファイルの改ざん検知や、データの整合性確認、証拠保全などに役立つ機能です。
ファイルの安全性を確保したい場合や、ハッシュ値を他者と共有したい場合にご活用ください。

EncryptHistoryList

EncryptHistoryList画面例 EncryptHistoryListは、ファイルの暗号化・復号を行った際の詳細な履歴(パスワード・キー・ファイル名・日時・方式・備考など)を自動で記録・管理できるコンポーネントです。

EncryptHistoryListは、暗号化・復号の操作履歴を安全かつ詳細に管理したい場合や、後からパスワード・キー情報を確認したい場合に便利な機能です。
※パスワードやキー情報も記録されるため、履歴の管理・削除には十分ご注意ください。

EventLogViewer

EventLogViewer画面例1 EventLogViewer画面例2 EventLogViewerは、実行中のWindowsシステムのイベントログ(Application/System/Securityなど)を取得・表示できるコンポーネントです。

EventLogViewerは、システムのトラブルシューティングや運用監視、アプリの動作確認などに役立つ機能です。
※一部のイベントログ(特にSecurity)は、管理者権限が必要な場合があります。権限が不足している場合は、表示できないことがあります。

RecentApps

RecentApps画面例 RecentAppsは、StartPilotランチャーから実行したアプリやファイルの「利用履歴」を自動で記録・一覧表示するコンポーネントです。

RecentAppsは、日常的によく使うアプリやファイルの利用傾向を把握したい場合や、直近で使ったアプリを素早く再起動したい場合に便利な機能です。

3. ファイル操作・セキュリティ関連

FileEncryptor

FileEncryptor暗号化画面例 FileEncryptor復号画面例 FileEncryptorは、ファイルを安全に「暗号化」および「復号(複合化)」できるコンポーネントです。大切なデータの保護や、外部への安全な受け渡しに最適です。

FileEncryptorは、個人情報や機密データの保護、ファイルの安全な受け渡し、バックアップ用途など、幅広いシーンで活用できます。

FileHashKeyEncryptor

FileHashKeyEncryptor暗号化画面例 FileHashKeyEncryptor復号画面例 FileHashKeyEncryptorは、「パスワードの代わりに任意のファイル(キーファイル)のハッシュ値(SHA-256)を暗号化・復号の鍵として利用する」高度なセキュリティ機能です。

FileHashKeyEncryptorは、パスワード管理の手間を省きつつ、物理的なファイル管理による高いセキュリティを実現したい場合に最適な機能です。

FileHashVerifier

FileHashVerifier画面例 FileHashVerifierは、ファイルのハッシュ値(SHA-256など)を計算し、改ざんや変更の有無を検証できるコンポーネントです。

FileHashVerifierは、ファイルの整合性確認や受け渡し時の改ざん検証、証拠保全などに最適な機能です。

FileIconViewer

FileIconViewer画面例 FileIconViewerは、指定したファイル(実行ファイル・ショートカット・画像など)のアイコンやサムネイル画像を取得・表示できるコンポーネントです。

FileIconViewerは、アプリやファイルのアイコンを確認したい場合や、サムネイル画像を保存して資料やデザインに活用したい場合に便利な機能です。

CompressLauncher

CompressLauncher画面例 CompressLauncherは、ファイルやフォルダを簡単にZIP形式で圧縮できるコンポーネントです。PowerShellの「Compress-Archive」コマンドを利用して、Windows標準機能で安全・高速に圧縮処理を行います。

CompressLauncherは、複数ファイルやフォルダを手軽にまとめて圧縮したい場合や、バックアップ・メール添付用のZIP作成などに便利な機能です。

4. ネットワーク・システム情報関連

NetworkStatus

NetworkStatus画面例1 NetworkStatus画面例2 NetworkStatusは、PCのネットワーク状態やLAN内デバイス、ポート状況などを一括で可視化できるネットワーク情報ダッシュボードです。

NetworkStatusは、ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティ確認、LAN内の機器管理などに役立つ多機能な情報ダッシュボードです。

NetworkTool

NetworkTool画面例1 NetworkTool画面例2 NetworkToolは、ネットワークの基本的な診断や情報取得を手軽に行えるツール群をまとめたコンポーネントです。

NetworkToolは、ネットワークの疎通確認や経路調査、トラブルシューティング、システム管理などに役立つシンプルかつ実用的なツール群です。

SystemInfoDashboard

SystemInfoDashboard画面例 SystemInfoDashboardは、PCのOS・CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・GPUなど、Windowsシステムの主要な情報を一括で取得・ダッシュボード表示できるコンポーネントです。

SystemInfoDashboardは、PCの状態を総合的に把握したい場合や、サポート・管理用途、トラブル時の情報確認など、幅広いシーンで活用できる便利なダッシュボードです。

5. UI・レイアウト・設定関連

DropZone

DropZone画面例 DropZoneは、アプリのショートカット(.lnk)や実行ファイル(.exe)をドラッグ&ドロップで簡単にランチャーへ登録できる直感的なコンポーネントです。

DropZoneは、日常的に使うアプリやフォルダ、ファイルを素早くランチャーに追加・管理したい方に最適な機能です。

SearchBar画面例 SearchBarは、StartPilotに登録済みのアプリやファイルをキーワードで高速検索し、すぐに実行できる検索専用コンポーネントです。

SearchBarは、登録済みアプリやファイルが多い場合でも、目的のものを素早く見つけて実行したい方に最適な機能です。

SettingsPanel

SettingsPanel画面例1 SettingsPanel画面例2 SettingsPanelは、StartPilot全体のテーマ(配色)やフォント(書体)をGUIで簡単に切り替え・保存できる設定用コンポーネントです。

SettingsPanelは、StartPilotの見た目や使い心地を自分好みに調整したい方、データの保存場所を確認・管理したい方に最適な設定用コンポーネントです。

SidebarSwitchLayout / SidebarSwitchLayoutLeft / SidebarSwitchLayoutTop / SidebarSwitchLayoutBottom

SidebarSwitchLayout画面例1 SidebarSwitchLayout画面例2 SidebarSwitchLayout画面例3 SidebarSwitchLayout画面例4 SidebarSwitchLayout(およびLeft/Top/Bottomバリエーション)は、サイドバーやスライダーで全コンポーネントを切り替え表示できるレイアウト切替用コンポーネントです。

SidebarSwitchLayoutシリーズは、StartPilotの全機能を一括で試したい時や、UIレイアウトの違いを体験したい場合にご活用ください。

LayoutSelector

LayoutSelector画面例 LayoutSelectorは、StartPilotに搭載されている全てのUIコンポーネントの「表示順」や「表示/非表示」をGUIで自由に切り替えられる特殊な管理用コンポーネントです。

LayoutSelectorは、StartPilotのUIを自分好みにカスタマイズしたい方や、不要な機能を一時的に隠したい場合、全体の構成を整理したい場合に最適な管理ツールです。

CommandShell(コマンドシェル)

CommandShell画面例1 CommandShell画面例2 CommandShellは、Windowsのコマンド(例: diripconfig など)を直接入力・実行できるコンポーネントです。
実行結果は画面下部に表示され、コマンド履歴の再利用や代表的なコマンド例のワンクリック入力も可能です。

CommandShellは、コマンドプロンプトやPowerShellの操作をアプリ内で手軽に行いたい場合や、コマンド履歴を活用して効率的に作業したい場合に最適な機能です。
※実行するコマンド内容には十分ご注意ください。システムに影響を与えるコマンドも実行可能です。

テスト結果・品質保証

本アプリでは品質の透明性を重視し、実際に実施したテストの詳細なレポートやカバレッジ(網羅率)レポートを一般公開しています。どなたでも下記リンクから内容を自由にご確認いただけます。

カバレッジサマリー(2025-06-04時点)

品質保証のためのテスト内容

StartPilotでは、品質と信頼性を確保するため、以下のような自動テスト・カバレッジ計測を実施しています。

これらのテストにより、主要な機能の安全性・安定性・品質の判断材料になれば幸いです。ただし、全ての不具合の不存在を完全に保証するものではありません。万一問題を発見された場合は、開発者までご連絡ください。

ライセンス情報・謝辞

本アプリは、以下のオープンソースソフトウェアおよびライブラリの恩恵を受けて開発されています。各プロジェクトの開発者・コミュニティの皆様に心より感謝申し上げます。

【使用フォントとライセンス情報】

本アプリで選択可能なフォントは、すべてローカル環境(Windows/Mac/Linux等のOS標準)で利用できるフォントのみです。

- 対象フォント例:
  Segoe UI, Meiryo, Yu Gothic, MS Gothic, Arial, Helvetica, Noto Sans JP, M PLUS 1p

【主な注意事項】
- これらのフォントは各OSに標準搭載されているもの、または日本語環境で一般的に利用可能なものです。
- 商用・非商用問わず、各OSのライセンス・利用規約に従ってご利用ください。
- Noto Sans JP, M PLUS 1p などは、OSにインストールされていない場合は選択しても表示されません。
- Google Fonts等のWebフォントは本アプリでは利用していません。

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【使用ライブラリとライセンス情報】

■ electron  
- 作者: OpenJS Foundation, Electron Community  
- ライセンス: MIT License  
- 公式: https://www.electronjs.org/  
- ライセンス原文: https://github.com/electron/electron/blob/main/LICENSE

■ iconv-lite  
- 作者: ashtuchkin 他  
- ライセンス: MIT License  
- 公式: https://github.com/ashtuchkin/iconv-lite  
- ライセンス原文: https://github.com/ashtuchkin/iconv-lite/blob/master/LICENSE

■ qrcode
- 作者: Kazuhiko Arase 他
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/soldair/node-qrcode
- ライセンス原文: https://github.com/soldair/node-qrcode/blob/master/license

■ crypto-js
- 作者: Jeff Mott 他
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/brix/crypto-js
- ライセンス原文: https://github.com/brix/crypto-js/blob/develop/LICENSE

■ chacha20 (npmパッケージ名: chacha20)
- 作者: Jeremie Miller 他  
- ライセンス: CC0-1.0(パブリックドメイン)  
- 公式: https://github.com/quartzjer/chacha20
- ライセンス原文: https://github.com/quartzjer/chacha20/blob/master/package.json

■ chokidar
- 作者: Paul Miller 他
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/paulmillr/chokidar
- ライセンス原文: https://github.com/paulmillr/chokidar/blob/master/LICENSE

■ vis-timeline
- 作者: vis.js community, contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://visjs.org/
- ライセンス原文: https://github.com/visjs/vis-timeline/blob/master/LICENSE.md

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【テスト・開発用ライブラリとライセンス情報】

■ jest
- 作者: Facebook, Jest contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://jestjs.io/
- ライセンス原文: https://github.com/jestjs/jest/blob/main/LICENSE

■ babel-jest
- 作者: Facebook, Jest contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/facebook/jest/tree/main/packages/babel-jest
- ライセンス原文: https://github.com/facebook/jest/blob/main/LICENSE

■ jest-environment-jsdom
- 作者: Jest contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/facebook/jest/tree/main/packages/jest-environment-jsdom
- ライセンス原文: https://github.com/facebook/jest/blob/main/LICENSE

■ jest-html-reporter
- 作者: Hargne, contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/Hargne/jest-html-reporter
- ライセンス原文: https://github.com/Hargne/jest-html-reporter/blob/master/LICENSE

■ identity-obj-proxy
- 作者: Keyanzhang, contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://github.com/keyanzhang/identity-obj-proxy
- ライセンス原文: https://github.com/keyanzhang/identity-obj-proxy/blob/master/LICENSE

■ @babel/core
- 作者: Babel contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://babeljs.io/
- ライセンス原文: https://github.com/babel/babel/blob/main/LICENSE

■ @babel/preset-env
- 作者: Babel contributors
- ライセンス: MIT License
- 公式: https://babeljs.io/
- ライセンス原文: https://github.com/babel/babel/blob/main/LICENSE